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2012/05/17 9:17
太平洋航空博物館パールハーバー
ミッドウェー海戦70周年を記念して
6月2日に「ミッドウェー海戦」の展示がオープン
6月2・3日は「ミッドウェー・シンポジウム」を開催
【ハワイ州ホノルル発】太平洋航空博物館パールハーバーにて、ミッドウェー海戦70周年を記念し、来る6月2日（土）、常設展示となる約12メートルのジオラマ展示「ミッドウェー海戦」がオープンする。また6月2日（土）と3日（日）には、「ミッドウェー・シンポジウム」を開催。「ミッドウェー海戦」は、太平洋戦争の戦局を大きく変えた戦いである。
Photo by Stacey Wescott, Chicago Tribune
【ジオラマ展示 ミッドウェー海戦】
イリノイ州グレンビューにあるオン・ファイナル・アプローチ社のデザイナー、カール・ラウ氏により製作された「ミッドウェー海戦」の展示は、ミッドウェーにおける日本軍と米軍の艦隊戦を再現した、高さ約3メートルの3Dジオラマ展示である。海戦に参戦した日米両軍の兵士達のインタビューがナレーションとして収録されており、飛行機が急降下する音や爆発音、銃声も再現されている。
86歳のラウ氏は、1944年から1946年の間、米海軍のパイロットとして第94戦闘飛行隊に所属しており、第二次世界大戦最大の水陸両用作戦であった沖縄戦で、10名中8名の乗員を失った。
ラウ氏は、「ミッドウェー海戦を再現した展示がなかったので、私がこのジオラマを製作しました。この海戦は太平洋戦争の転換点でした。このジオラマが、涙をもたらすものでないのなら、私たちがこれを製作した意味がないのです」と語っている。
太平洋航空博物館パールハーバーの館長、ケネス・デホフは、この展示の重要性を次のように説明している。「この展示は、人々に感銘を与える芸術作品です。戦歴を物語る２つ目の格納庫である格納庫79の修復基金の募金キャンペーンを開始するにあたり、このミッドウェー海戦の展示は、格納庫79に不可欠な展示となることでしょう」格納庫79の青い窓には、今も1941年12月7日の真珠湾攻撃の弾痕が残されている。
【ミッドウェー・シンポジウム】
同じくミッドウェー海戦70周年を記念し、同館では6月2日（土）と3日（日）に「ミッドウェー・シンポジウム」を開催する。博物館のメンバーは入場無料。一般の方は入館券を購入すれば参加できる。（要事前申込）
■ 6月2日（土）：午前9時から午後5時まで
講演者：ジェームズ・ファネル大佐、ジョン・ランドストロム、バール・バーリンゲーム、
香田洋二海将、マイク・ジョーンズ他。司会は、ダニエル・マルティネス。
＜基調講演＞ 午後1時より、ハワイ州ヒッカム空軍基地のゲーリー・L・ノース大将（太平洋空軍司令官、米太平洋軍航空部隊指揮官、太平洋空軍航空作戦部局長）による基調講演が行われる。
■ 6月3日（日）：午前9時から午後4時半まで
講演者：スタン・カーペンター、ダニエル・マルティネス、ジョン・ディヴィルジリオ、カール・ラウ他。司会は、ダニエル・マルティネス。
ミッドウェー・シンポジウムへの参加申込は、電話またはEメールにて、5月21日まで受け付けている。電話：(808) 441-1007
Eメール: SpecialEvents@PacificAviationMuseum.org席数に限りがあるのでお早めに。シンポジウム当日、申込者はフォードアイランドへの自家用車の乗入れ可。またはビジターセンターに駐車し、シャトルバスを利用できる。
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日本人ガイドが２つの格納庫をご案内する「飛行士ツアー」は、www.PacificAviationMuseum.org/jp から予約可能。シャトルバスはパールハーバービジターセンターより乗車（7:30amから4:30pmまで、15分おきに発車）。詳細はwww.PacificAviationMuseum.org/jp 、ツイッター（日本語アカウント＠PacAviation_J）または(808)441-1000まで。ウェブサイトには、フライトシミュレーターが無料で体験できるクーポンもあるので要チェック。印刷して持参するだけで利用できる。1グループにつき一枚のみ有効。
太平洋航空博物館パールハーバー（Hangars 37 & 79, 319 Lexington Boulevard, Ford Island, Pearl Harbor, Oahu, Hawaii 96818）は、アメリカの内国歳入法（IRC）の501条(c)号の第3項に規定されている非営利団体です。寄付のお問い合わせは、 www.PacificAviationMuseum.org/jp まで。
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