アロハ、ククイです。
ハワイでは、いろいろな意味で、国際的な催しが開かれることが多いです。その中でも、ファッションだったり、映画だったり、食べ物だったり、そっしてこの平和を問う催しだったり・・・先週の土曜日、つまり9月21日は国際平和デイでした。そして、ここパールハーバーでは、新しい展示の一つとして、サダコの折り鶴が、登場した日でもあります。
サダコの折鶴、12歳で生涯を閉じた広島原爆を被爆し多少女 "佐々木サダコ"が、死ぬ間際まで折っていた鶴の一つが、ここハワイに寄贈されました。そこには、日本文化センターやハワイ本派本願寺、ヒロミ・ピーターソン先生を中心としたプナホウスクールの日本語クラスの生徒さんたち、そししてたくさんの心あるボランテイア、募金者の皆さんの協力でその特別な保存箱を特別注文し設置するに至ったと聞いています。
今年1月に日本文化センターを撮影した映像にもこのサダコプロジェクトの皆さんが出てきます。www.hawaii-webtv.com/tabid/218/movie/301jcch1/Default.aspx
そして、この平和デイで、その幕を開けました。サダコ、のお兄さんである佐々木雅弘氏、そして、その甥にあたる佐々木祐滋(ユウジ)さんご家族も出席していました。
祐滋さんは、この日は、ご自身のつくった”inori" (祈り) という歌を歌ってくれました。
このサダコの"祈り" そして"思いやり" さらには、”No more war"を声を大にして伝えていくその姿勢は、潔く、また暖かいものでした。
この日の参列者には、パールハーバーの襲撃で奇跡的に助かった、サバイバー、ローレン・ブルーナさんといすを並べていました。広島に原爆を落とされ命を落とした少女の兄、そして、日本軍の襲撃により命を落としそうになった一軍人が隣り合わせになり、"痛みは忘れないが、憎しみは持たない"という佐々木さんの言葉に耳を傾けていました。
この様子は、動画に収録しましたので、しばらくお待ちくださいね。
このような、祈り、そして、思いやりの気持ちは、永遠に持ち続けなければいけないな・・・と一人思って帰途につきました・・・
この日もたくさんの人が訪れていました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、顕微鏡のようなものを覗くとそこに保存されているんです。
左から、佐々木祐滋さん、ローレンさん、そして佐々木雅弘さん。
このプロジェクトのために自分の誕生日のお祝い金$1000あまりを寄付した男の子の家族と一緒に。
by ククイ