なごみフォスターホームズ(以下:なごみホーム)は、認知症などで自宅での生活が困難な方々のための介護ホーム。アイナハイナ地区に、3件目のホームがオープンした事を記念して、ジャズ&ハープコンサートが開かれました。
ハワイには多くの日系人、日本人が住んでいます。シニアの方が多い現状は、日本と同じ。介護施設に入居を希望する方が増えていますが、ハワイではフィリピン系の施設が多く、文化や食生活の違いを感じるお年寄りもいます。
そんな中、なごみホームは日本人スタッフが日本人のニーズに合わせたケアを提供する数少ないホームです。
今回、3件目のホームオープンに伴い、なごみホームを支えるボランティア団体「みんなのケアネットワーク」の協力で、オープンハウスとコンサートが開かれました。
会場には約50名のゲストと15人のボランティアスタッフが集合。なごみホームのグランドオープンを祝いました。
Bruce Hamada, Robert Shinoda, Noel Okimotoによるジャズの調べ。ハワイのシニアの方々が好きな、「浜辺の歌」も演奏されました。
ハープの倍音は、ヒーリング効果があると言われています。長谷川ちえさんによるハープ演奏。
料理も全てボランティアの人たちが、持ち寄ったもの。
このコンサートは元プロモーターのミツオミヤシロさんの協力がありました。なごみホームズを利用するミツさんが、「最後の仕事はなごみでのコンサートにしたい」との思いから、ミュージシャン達がボランティアで協力。終日会場は美しい音楽と、和やかな雰囲気に包まれ、なごみホームおよびホームを支えるボランティア団体「みんなのケアネットワーク」の活動を、医療関係者、ハワイの日本人コミュニティに紹介する機会となりました。
なごみホームのオーナー、三浦佳代子さんは「どんなに長くアメリカで暮らしていても、人生の終盤になると、日本食や若い頃に親しんだ日本の曲が懐かしくなるものです。なごみホームズではこれからも日本人だからこそできる気配りを、提供していきたいと思います」と話していました。
ミツオミヤシロさん(中央)、三浦佳代子さん(右2人目)とミュージシャンの皆さん
なごみフォスターホームズの連絡先:https://www.nagomifosterhomes.org
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